2007年11月アーカイブ

 現代社会におけるこころのトラブルは社会問題にまで発展しています。どのようにすればこころの病気にならなくてすむのでしょうか?答えは2000年ほど前から提案されていました。

 2000年前の後漢の時代に、中国最古の医学書とされる「黄帝内経」 に「未病」が初めて見られます。このなかで「未病」とは「病気に向かう状態」をさす言葉として記載されています。現代では「自覚症状はないが検査では異常がある状態」と「なんとなく体がだるかったり疲れやすい、気分がのらないなどの症状はあるが検査では異常がない状態」の両方の状態と定義されています。健康な人がなぜ健康でいられるのか、健康な人が病気になるのはなぜなのかを考え、あるいは病気になってもなるべく早い地点で健康という中心からのずれが小さいうちに直してしまおうというのが「未病を治す(みびょうをちす)」です。

参考
 日本未病システム学会 など

 このサイトはこころの病の啓蒙、予防を目的として開発されました。こころのトラブルが他人事ではなくなった現代、「未病を治す」ためにも、心の病の正しい理解を深められてはいかがでしょうか?

  この飽食の時代、誰もが肥満対策を一度は講じたことがあるかと思います。ふくらんだものを引っ込めるのには並々ならぬ努力が必要ですが、年齢によっては”画期的な”改善法がありそうです。

 十分な睡眠を取る子供は肥満になる確率が低いとの調査結果が、米小児科学会の機関誌11月号に発表された。
ミシガン大の研究者は「睡眠不足の子供は注意力の散漫を招くだけでなく、肥満リスクも高まるようだ」と警告している。
調査は9~12歳の子供を対象に実施。1日9時間以上寝る子供が12歳になった時に肥満になった比率は12%だったが、9時間未満では22%に達した。睡眠と肥満の因果関係は未解明だが、睡眠不足でストレスがたまり、食欲を刺激するホルモンが分泌される可能性があるという。睡眠が不足すると屋外で遊ぶ機会が減るため、肥満になりやすいとの見方もある。米睡眠基金は、未就学児で11~13時間、小学生は10~12時間眠るよう推奨している。

 参考 11月6日11時1分配信 時事通信

 睡眠は人体にとってとても大事だということ理解していましたが、最近では肥満対策の視点からも睡眠が見直されているようです。寝る子は”健康的に”育つのですね。

最近、ゲームとは無縁と思われるような中高年の方が電車の中でゲームをされているのをしばしば見かけます。流行となっている「脳トレ」、海外にも流行が広がっているそうです。

ある種のコンピューターゲームは頭の柔軟体操となり、認知症、視力の減退に悩む高齢者に有効であることが認められつつある。
高齢者のためのゲームを作る企業が増え、「ニンテンドーDS」の「DSトレーニング」の北米版「Brain Age」は、米国だけで140万本、世界全体では860万本を売り上げた。
任天堂(Nintendo)は特に健康的な効能をうたってはいないものの、脳生理学者の川島隆太(Ryuta Kawashima)教授の開発した「Brain Age」は、記憶、数学、読書、音楽などの能力を求める。「難しい問題をふんだんに盛り込み、脳の前頭前皮質を刺激し、蓄えられた知識の日常生活への応用力が高まる」としている。

参考 http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2300190/2261233

ゲームの流行前より、認知症の方の治療に計算ドリルなどは用いられていました。しかし最近では皆さん予防のために色々と努力されているようです。
頭を使うことによる副作用はありません。ゲーム機である必要はありませんが、ぜひ頭はトレーニングしていきましょう。
上司から暴言を浴びせられる、相談に応じないなどのパワーハラスメントを繰り返された会社員が自殺した。暴言が自殺の引き金になったかどうかが争われた訴訟の判決で、東京地裁は2007年10月15日、自殺と暴言との因果関係を認め、会社員の死を労災と認める判断を示した。渡辺裁判長は上司が「お前は会社を食い物にしている。給料泥棒だ」「存在が目障りだ。お願いだから消えてくれ」「車のガソリン代がもったいない」「どこへ飛ばされようと、おれはお前が仕事をしないやつだと言いふらしたる」などと発言したと認定し、「言葉の内容自体が過度に厳しい。心理的負荷は、人生でまれに経験する程度に強度だった」と指摘した。原告側によると、パワーハラスメント(職権を利用した嫌がらせ)を原因とする自殺を労災と認めた司法判断は初めて。

2007年10月15日19時57分
参考 http://www.asahi.com/national/update/1015/TKY200710150296.html

これまでは上司が暴言をはいても『指導上の範囲だ』とされ、労災認定から除外されていました。 
今回の件に関しては「心理的負荷は、人生でまれに経験する程度に強度だった」と指摘されたそうですが、今後、「心理的負荷がいかに強度だったか」をどう判定していくのでしょうか?論議を呼びそうです。

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