パニック障害の最近のブログ記事

 パニックは、ギリシャ神話に出てくる牧羊の神様「パン」が語源です。急に何かに取り付かれたように羊の群が暴れ出す様子を見た羊飼いが、昼寝の邪魔をされて怒ったパンのしわざと考え、パニックということばになったといいます。
 パニック発作が何故起こるのかはまだはっきり判りませんが、どうやら人間に備え付けられている非常ベルが誤作動を起こしているのは間違いなさそうです。つまり、本来は十分に酸素が足りているのにも関わらず、どういうわけかからだが「酸素が足りない」と誤解してしまい、非常ベルを鳴らしてしまうわけです。それはちょうど溺れて空気が吸えないのと同じです。事実 パニック発作を体験した人は、「吸っても吸っても息が入ってこない」「今にも死んでしまいそうな感じ」だったと言います。つまり態にもどるのですが、「苦しくて死にそうだった」という強烈な体験は、決して忘れられません。そしてまたパニック発作になるのではないかと、多くの人が心配になります。やっかいなことに心配が続くと、パニック発作がまた起きやすくなります。つまり一回誤作動を起こした非常ベルは、誤作動を起こしやすくなってしまうわけです。こうしてパニック発作を繰り返すようになった状態をパニック障害といいます。
 パニック障害はきちんとした治療が必要な病的な不安の代表です。以前はあまり病気と認識されていませんでしたが、幸い最近は多くの人に知られるようになり、早く治療が行われるようになりつつあります。

パニック障害リンク集

 

UTU-NET

http://www.utu-net.com/

うつ病の他、強迫性障害、パニック障害を扱うサイト

こころの病気のセルフチェックができる

「パニック障害教室」では症状、診断や治療法等一般的内容のほか、生活での注意点、周囲の人たちの対応について解説がある

 

しっておこう!パニック障害

http://www.azegami.com/panic/index.htm

 症状、診断、原因、治療など

 日常生活の注意点、家族や周囲の対応

 

パニック障害Poto Poto

http://wi-n.net/poto/

一般論のほか、200近くの体験談

患者個人のHP

 

Dr林のこころと脳の相談室

http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/index.html

病気について分かり易く解説

多数のQAでは、処方内容についてなど具体的な内容も多い

 

こころのくすり箱

http://utsu.jp/01.html

うつ病、神経症を幅広く扱う

「こころの不安と病気」内にパニック障害の解説 

簡潔な内容

 

医療法人和楽会

 http://www.fuanclinic.com/index.html

一般的内容からコラム、エッセイ、論文集(医師向け)など パニック障害について幅広く解説している

Xさんは大学を卒業後、大手広告代理店に就職しそこで15年勤務した後、中小企業診断士などの資格を得て独立しました。40歳になった現在は企業コンサルタントとして精力的に新幹線や飛行機などで全国を飛び回り、忙しい毎日を送っていました。

ある日、Xさんは取引先へ新幹線で向かっている最中に突然激しい動悸に襲われました。数分ほどで動悸は治まり、Xさんは「最近寝不足だったからなあ」と考え、あまり気に留めませんでした。しかしその後度々動悸を自覚するようになり、不安に思ったXさんは内科の病院を受診しました。レントゲン写真や心臓の超音波検査、24時間の心電図を計測するホルター心電図の検査を受けましたがすべて『異常なし』と診断されました。

その後、Xさんの動悸は特に電車に乗っている時や家から離れた大通りなどで起こり、「心臓が止まって死んでしまうのではないか」という強い不安も伴うようになりました。そして電車やバスに乗る際に「また動悸が出るんじゃないか」と不安になってしまうため、仕事にも支障をきたすようになりました。

ある日、取引先へ向かう電車の中でXさんは激しい動悸、不安と息苦しさに襲われ立っていられなくなり、近くの救急病院に運ばれました。数十分後、動けるようになったXさんは、その病院の医師に対し動悸と強い不安に襲われ、呼吸が苦しくなってしまったこと、内科の病院で心臓の検査をしたが異常なかったことを説明しました。するとその医師はXさんに精神科への受診を勧め、数日後、Xさんは近くのメンタルクリニックを受診しました。

パニック障害とは、心臓疾患などの体の病気がないにもかかわらず、予期できないパニック発作が起きる障害です。パニック発作とは、以下のような症状が突然に出現することです。

・  動悸

・  発汗

・  震え

・  息苦しさ

・  窒息感

・  胸痛、胸部不快感

・  嘔気、腹部不快感

・  めまい、ふらつき

・  現実感の消失、離人症状

・  自己制御を失うこと、または気がおかしくなることへの恐怖

・  死の恐怖

・  異常感覚

・  冷感または熱感

 

 パニック発作自体は人によってはまれに体験されることがあり、一般人口の約15%が一生に一度は経験すると言われています。パニック障害を持つ人は、パニック発作に加え、少なくとも1ヶ月間、再びパニック発作が起きるのではないかと心配したり、発作の結果起こるかもしれない出来事を心配したりします。このような心配は予期不安といわれ、社会的な機能低下を招きます。

パニック障害には広場恐怖を伴う場合が多く認められます。広場恐怖とは、そこから逃れられないような場所、状況に置かれることへの不安のため、そういった場所などを避けてしまうか、その場で苦しんでしまうことを言います。

パニック発作は始まると10分ほどで急速に症状が悪くなることが多く、恐怖や死・破滅の感覚が出現します。上述したような身体症状も出現し、どうしていいかわからず、混乱してしまうこともあるでしょう。こういった発作は、通常20~30分続きますが、1時間以上続くことはまれで、さらに言えば、死の恐怖にさらされてはいても、実際に死んでしまうようなことはありません。

治療としては、SSRIと呼ばれる抗うつ薬や、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系薬物)などを用いた薬物療法が有効といわれており、症状に応じて他の抗うつ薬なども使用されることもあります。薬物療法以外の治療法としては、認知行動療法があり、単独で用いられることもあれば、薬物療法と併用されることもあります。

不安

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  何かをする時、またはその前に不安感に襲われることは誰にでもあります。例えば試験の直前の不安、受け終わった後の「うまくできたんだろうか」といった不安は正常なことですし、有用でもあります。というのも、不安がおこるからこそ、「直前の猛勉強」や「間違えたところの復習」といった行動がおこるわけであり、これらの行動によって試験の成功や間違いの克服などの望ましい結果が期待できるからです。
 ほとんどの不安は、思い描く未来と現実が異なる可能性がある時に生じます。先の例でも「終わったテストが心配」なのは、「100点」という希望が「60 点」という現実により否定される可能性があるからです。ということは「50点でいいや」と思っていれば不安は生じずにすむはずです。
 こういった正常な不安を全て取り去ることはできませんが、未来予想図を少し変えるだけで、だいぶ楽に生活することができるでしょう。
 しかし、思い当たる理由がないのに突然強い不安が起きることがあります。動悸が激しくて口から心臓が飛び出してきそうに感じる、息が苦しくて目の前が真っ暗になる、めまいがして立っていられない、などなどの症状が何の前触れもなく出現し、このままでは死んでしまうのではという恐怖に襲われる状態を「パニック」と呼びます。パニックは前述の「正常な不安」とは質も量も異なる、いわば「病的な」不安です。幸いパニックに対しては効果のある治療法が存在していますので、こういう症状のある人は早期に医師に相談して下さい。

 はじめてパニック発作を体験した人は、その激烈な症状に死を予感するといいます。救急車を呼んで病院に駆け込む人もたくさんいます。しかし実際に病院に着いた頃には症状は収まっていることが大半です。また症状が残っていても、検査でそれほど異常が出ることはありません。なにしろ非常ベル自体はからだにもともと備わっている生理的なものですから、検査に引っかからないのが当たり前です。つまり当人がものすごく苦しんでいるのにも関わらず、周りからはそんなに深刻には見えないのです。
 原因がわからないまま、でもまた発作が起こるのではないかという不安をかかえたまま放置しておく、ということがこれまで多く行われてきました。周りからは「気のせい」「大げさすぎる」などと言われ、自分でも「こころが弱いからだ」などと反省してあれこれ原因を考えようとします。その結果パニックの再発を招き、病状の悪化を起こしてしまいます。
 しかしもともとは「原因不明の非常ベルの誤作動」なのです。誤作動の原因は分かりませんが、誤作動を起こしにくくする(発作を予防する)薬や、ベルの音を小さくする(発作の症状を軽くする)薬が開発され、治療に有効なのがはっきりしています。これらの薬を上手に使うとパニック障害はきれいによくなっていきます。何より大切なのは、パニック発作の他のいろいろな症状が現れて強くなる前に適切な治療を開始することです。

 パニック発作を体験したあと多くの人は何が原因だったかを探ろうとします。本当は原因が特にないことが大半なのですが、発作があったときしていたことが原因であると思いこんでしまい、それを避けようとするようになります。たとえば人がたくさんいるところでパニック発作を起こした人は、発作との間に関係がなくても人混みに入ることが恐くなってしまいます。
 また、発作があったときとは関係なくても、車や電車、エレベーター、橋の上などを避けるようになるという人もいます。これは知らず知らずのうちに「次に発作が起こった時に孤立して助けてもらえなかったらどうしよう」という気持ちが働き、そういう状況を恐れてしまうからだといわれています。その証拠に「自分で運転していると平気だけれど、バスは嫌」とか「一般道は平気だが高速道路はだめ」という人がいます。つまり自分の運転や一般道ならば、発作を起こしても自分で車を止めて助けを呼べるけれど、バスや高速道路ではそうはいかないから恐怖を感じてしまうのです。このような「どうにもならなく孤立してしまう状況」に対する恐怖を「広場恐怖」といいます。パニック障害の多くにこの広場恐怖が伴います。
 パニック発作を恐れる気持ちが強くなると、実際に発作が起こりやすくなります。発作が繰り返されると次第に不安がいつもあるようになり、その状態がさらに発作を起こしやするという悪循環に陥ります。パニックを恐れる気持ちののことを「予期不安」といい、不安がいつもあるようになった状態を「不安の全般化」といいます。
 これらの症状が強くなると生活は次第に制限され、楽しみがどんどん失われていきます。苦しみが続いてうつ状態になってしまうこともあります。実際パニック障害にうつ病が伴うことは決して稀ではありません。

病的な不安とは

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 不安そのものは危険を知らせる生理的な非常ベルのようなもので、それ自体は病気ではありません。
 でももし何も危険が無いのにも関わらず、非常ベルが鳴ってしまったらどうでしょうか。何の心当たりもないのに、急に怖くなり、心臓がどきどきし、息が苦しくなる。ひどいときにはもうこのまま死んでしまうのではないかと感じてしまう。このような非常に苦しいからだの症状を伴う不安が、突然現れる状態を「パニック発作」と呼びます。
 パニックは、ギリシャ神話に出てくる牧羊の神様「パン」が語源です。急に何かに取り付かれたように羊の群が暴れ出す様子を見た羊飼いが、昼寝の邪魔をされて怒ったパンのしわざと考え、パニックということばになったといいます。
 パニック発作が何故起こるのかはまだはっきり判りませんが、どうやら人間に備え付けられている非常ベルが誤作動を起こしているのは間違いなさそうです。つまり、本来は十分に酸素が足りているのにも関わらず、どういうわけかからだが「酸素が足りない」と誤解してしまい、非常ベルを鳴らしてしまうわけです。それはちょうど溺れて空気が吸えないのと同じです。事実 パニック発作を体験した人は、「吸っても吸っても息が入ってこない」「今にも死んでしまいそうな感じ」だったと言います。つまり態にもどるのですが、「苦しくて死にそうだった」という強烈な体験は、決して忘れられません。そしてまたパニック発作になるのではないかと、多くの人が心配になります。やっかいなことに心配が続くと、パニック発作がまた起きやすくなります。つまり一回誤作動を起こした非常ベルは、誤作動を起こしやすくなってしまうわけです。こうしてパニック発作を繰り返すようになった状態をパニック障害といいます。
 パニック障害はきちんとした治療が必要な病的な不安の代表です。以前はあまり病気と認識されていませんでしたが、幸い最近は多くの人に知られるようになり、早く治療が行われるようになりつつあります。
パニック発作とは、「水が無いにも関わらず溺れている」状態といえます。
 もちろん実際には水はありませんから、死んでしまうことはないし、自然にもとの状態にもどるのですが、「苦しくて死にそうだった」という強烈な体験は、決して忘れられません。そしてまたパニック発作になるのではないかと、多くの人が心配になります。やっかいなことに心配が続くと、パニック発作がまた起きやすくなります。つまり一回誤作動を起こした非常ベルは、誤作動を起こしやすくなってしまうわけです。こうしてパニック発作を繰り返すようになった状態をパニック障害といいます。
 パニック障害はきちんとした治療が必要な病的な不安の代表です。以前はあまり病気と認識されていませんでしたが、幸い最近は多くの人に知られるようになり、早く治療が行われるようになりつつあります。

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