パニック障害 -一般向け-

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 パニックは、ギリシャ神話に出てくる牧羊の神様「パン」が語源です。急に何かに取り付かれたように羊の群が暴れ出す様子を見た羊飼いが、昼寝の邪魔をされて怒ったパンのしわざと考え、パニックということばになったといいます。
 パニック発作が何故起こるのかはまだはっきり判りませんが、どうやら人間に備え付けられている非常ベルが誤作動を起こしているのは間違いなさそうです。つまり、本来は十分に酸素が足りているのにも関わらず、どういうわけかからだが「酸素が足りない」と誤解してしまい、非常ベルを鳴らしてしまうわけです。それはちょうど溺れて空気が吸えないのと同じです。事実 パニック発作を体験した人は、「吸っても吸っても息が入ってこない」「今にも死んでしまいそうな感じ」だったと言います。つまり態にもどるのですが、「苦しくて死にそうだった」という強烈な体験は、決して忘れられません。そしてまたパニック発作になるのではないかと、多くの人が心配になります。やっかいなことに心配が続くと、パニック発作がまた起きやすくなります。つまり一回誤作動を起こした非常ベルは、誤作動を起こしやすくなってしまうわけです。こうしてパニック発作を繰り返すようになった状態をパニック障害といいます。
 パニック障害はきちんとした治療が必要な病的な不安の代表です。以前はあまり病気と認識されていませんでしたが、幸い最近は多くの人に知られるようになり、早く治療が行われるようになりつつあります。

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このページは、MOが2008年5月 1日 23:29に書いたブログ記事です。

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